皆様こんにちは。

 

レストラン セジュストジュストは2019年7月21日をもちまして、閉店いたしました。

皆様の暖かいご支援の中、営業して来られました事を厚く御礼申し上げます。

 

また、この度はお客様から素敵な贈り物をたくさん頂きまして、ありがとうございました。

お忙しい中にお時間を作ってご来店頂いたり、神戸から遠く離れた場所からもご来店頂いたお客様もいらっしゃいました。

 

多くのお客様から、「ゆっくりできる、素敵な雰囲気、快適に過ごせた」といったお言葉を頂戴いたしました。

以前インスタグラムに「値段 < 料理 < 環境」 という、自身の店造りを心掛ける不等式を述べさせていただきました。

そんなお言葉を頂く度に、間違っていなかったと、実感することができました。

店内の空気、椅子の座り心地、テーブルのセッティング、スタッフの接し方、BGM・・・。

これら環境が悪いと、美味しいはずの料理が意味を無してしまいます。

快適に過ごせる環境が整ってこそ、そこで頂く料理の意味があるのだと思っています。

そもそも「回復させる」意味を持つ、「restaurant」  (レストラン)。

ビストロとかブラッスリーではないと、意味もなく程度の比較に付けている店も多いのではないでしょうか。

心身ともに元気になってこその「restaurant」。

店名に付けておいて良かったと思いました。

店内の空調だけが、1年を通してちょうど良くさせるのが難しかったですが・・・。

暑かったり寒かったりしていた時もあったかと思います。スミマセン。

 

料理に関して、月替わりのコース1本だけでやって参りました。

一人でやるには沢山の料理をかかえられませんし、引き出しが無くなってしまうので、ゆっくりとご紹介していくスタイルでした。

中でも季節野菜のスープは、自信を持ってお出しできた料理でした。

今でこそコースに入れていないお店もありますが、旬をダイレクトに表現できる、絶好のポジションに持っていけます。

ブイヨン等の動物性のうまみを一切使わず、その野菜が美味しくなる火入れ、切り方、ワインなど合わせる調味料、

それに浮身などの合う付け合わせ・・・。

お持ち帰り販売も考えたくらいでした(笑)。

 

月替わりの料理と合わせて、テーブルナフキンも毎月変えておりました。

それを楽しみのされているお客様もおり、こちらとしてもやりがいを感じていました。

ワンポイントなどのアイテムを添えるようになると、表現できる形もぐっと増えました。

顧客に小学生の女の子がおりまして、当店でナフキンの折り方を覚え、友達とのパーティー時に披露しているとお聞きしました。

お客様の心に何かしら形に残せたものがあって、嬉しく思ったものでした。

 

そして様々なライフスタイルがある昨今、ランチとディナーの区別はいるのか?と考えるようになりました。

なぜディナーは高くなるのか?ボリュームが増えるのか?クレジットカードが使えないのか?サービス料がかかるのか?子供はダメなのか?

個人的に客の立場で考えて、色々な?が挙がりました。

商売ですから、店側の主張もある為、このような常識的な風潮になってしまっているのかと思います。

当店はいつからか、区別をなくし、ランチ、ディナー共通のメニューにしました。

世間的に見たらランチの値は張るかもしれませんが、いつ来ても同一のコース料理を選べる利点が出来た事は良かったのではないかと、自己満足しています。

当店を見つけて頂き、足しげく通って頂いたお客様は、私たちと同じ感覚をお持ちだったと思います。

やはり近い感覚をお持ちのお客様にご来店頂きたいですし、そんなお客様を増やしていきたいとも思っておりました。

ただ、絶対的にそのようなお客様は今は少なくなっているのかな、とも感じています。

 

飲食業界のメディアの方々、注目店舗だけを右にならえで紹介して、予約の取れない、行列の出来るお店を作らないで頂きたい。

何を見ても同じ店の情報が載っていても、視聴者はそれを望んでいません。成長もしません。

新店ばかりの紹介も、もういいです。いい加減、時代遅れだと思います。

プロの視点からの、見た目だけではないその店の核となる理論的な情報を欲しています。

当店のように底辺で頑張っておられるお店は、見つからないだけで沢山あると思います。

その分、繁盛店と比べても、想いは相当なものでしょう。

様々な店舗を取り上げて、ぜひ飲食業界の底上げをしていってください。

また、1回きりの紹介ではなく、その店の成長の軌跡なども知りたいですね。

当店を取材して頂いたメディアはどこもそんなものでしたから・・。

 

現在、最大の広告媒体となっているSNSですが、当店は残念ながらインスタ映えしませんし、あまり載っていません。

店の雰囲気も相まって、大人のお客様が多かったです。

このようなベテランのお客様にご贔屓にして頂き、少なからず自身も持てたものです。

若い年代のお客様には、母の日、クリスマス、初任給が出たから、彼氏、彼女の誕生日など、イベント時にご来店頂く事が多かったです。

ご結婚された、子供が生まれた、大学に合格した、就職できた、定年退職された、引っ越した、海外から帰国した、

はたまたプロポーズといった、様々な場面でご利用頂き、季節を通してお客様と共に成長することができました。

本当にありがとうございました。

 

ここまで築き上げたお客様とのご縁を無駄にしたくはありませんので、

熱冷めやらぬ間に、とはいきませんが、次に何かある際は、フェイスブックやインスタグラムでご報告させて頂きます。

ホームページはそのうち無くなってしまいますが、上記SNSは時代が変わらなければそのまま残しておきますので、

よろしくお願いいたします。

 

最後まで長文にお付き合いくださり、ありがとうございました。

皆様の益々のご多幸を心からお祈り申し上げます。